印紙の束を見てみたい

2023年10月19日木曜日

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こんにちは、ソーキューブの中の人です。


世の中にはいろんな税金があります。

たばこ税とかゴルフ場利用税とか入湯税とか核燃料税とか。

そういえば所得税、なんて無粋な税もありますね。

そんな税金の中に登録免許税というものがありますが、

国税庁によれば、

「登録免許税は不動産、船舶、航空機、会社、人の資格などについての

登記や登録、特許、免許、許可、認可、認定、指定および技能証明について課税されます」

とされています。

要は国が登録とか証明するために取る手数料みたいなものですね。

通常は申請書などに収入印紙を貼って納付します。

この登録免許税、一般的にメジャーなのは不動産の登記とか特許関連ですが、

事務仕事をしていると会社の登記でも目にすることが多いです。


会社の登記をする時、登記する内容によって登録免許税の額が決まっているのですが、

資本金を増やす「増資」という手続きをする場合は

増加した資本金額の1000分の7の登録免許税を納めることになっています。


ちょっと前に楽天グループで3000億円くらい公募増資してましたが、

ルール上最低でも増資額の1/2は資本金にする必要があるので、

資本金が少なくとも1500億円が増加した事になります。

そうなると資本金変更登記の登録免許税だけで

1500億円×1000分の7=10億円以上

領収書でおなじみ200円の印紙だと500万枚必要です。

どんだけ貼るんだ。

束か?束なのか?


※実際に高額の登録免許税は印紙で納付しません。

銀行で納付してその領収書を申請書等に添付します。





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東京都千代田区で会計を中心にコンサルティング業務を行っています。ほかにも企業再生、BPOサービス、新規起業など。

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